■「パソコンを買う」
ソフトパワー研究所・所長 清水 信博
■コンピュータを買おう
8月初旬に、それまで使っていたIBMマシンが四年も経って、ス
ピード、容量ともに不安になったので、意を決して新しいマシンを買
うことにした。
その二ヶ月ほど前から出張などで駅に行くときには、一時間ほど早
く到着して、パソコンコーナーを物色していた。しかしながらなかな
かこれというマシンが決まらない。
とにかく私の希望は、持ち運びをするので軽さが一番。2キロを超
えるものはダメ。
また、立ち上がりと終了のスピードも速くなければならない。とい
うのも、新幹線に乗って仕事をしたときに、終了が遅いのでは到着駅
のひとつ前の駅で終了ボタンを押さなければならない。
いきなりパソコンの蓋をしめて待機させるという手もあるらしい。
しかし、私はどうもこういうのが嫌いで、完全に終了させて電源を切
らないとスッキリした気分にはなれない。
だから、どうしても到着駅寸前の社内アナウンスを聞いてからでも
電源を落とせるようなマシンがいい。これは出発の時もそうで、電源
をいれてからひと駅もかかるようでは困る。
また、研修や講演で液晶プロジェクターを使うために、本体にプロ
ジェクター用のコネクターが標準でついてないと、これもダメである。
バッテリーに関しては、東海道新幹線で、フルに使うとなると最低
でも3時間半以上はもたなければならない。
メモリーも増設。Windows・XPなので、512MBは積ん
でおいたほうがいいと、博進堂の桜井さんから貴重なアドバイスをい
ただいた。こうすれば、多少のソフトでもスムースに動くのだという。
メモリーを大量に積むのはマック以来のことだ。
◆
もし会社で貸与してくれるノートパソコンであれば、こんなに迷う
ことはないかもしれない。他人と同じマシンであればという人もいる
が、他人と同じというのが気に入らない私としては、どうしても予算
の範囲内で自分のビジネススタイルに合致した最高のスペックでなけ
ればならない。
そこで悩むわけだ。
■ということで買ったのは。
最終的に候補に残ったのは、M社の990グラムのパソコンと、T
社のパソコンの二機種だった。
今年の春、娘が大学生になり、入学時の学校推薦のパソコンがT社
だった。夏休みに持って帰ってきたのをみると、画面はきれいだし、
キータッチも押したという感覚で悪くはない。しかも音楽を流すとじ
つに良い音が出る。スピーカーもステレオで良くできている。
8月4日。もうこれ以上考えていても仕方がないので、娘を連れて
ヨドバシに行き、この二機種のうちいずれかを買うことにした。
売り場で最終意思決定の末に決めたのは、M社990グラムのノー
トパソコン。
メモリーは予定どおり256MBを増設。ただしメモリー設置を店
でやると1500円もとるというので、これは自分で裏蓋をはずして
やることにした。このくらいは静電気さえ気をつければ誰でもできる。
こうして新品のノートパソコンを手に入れることができた。
■ソフトとデータの移動
ところが、このノートパソコンにはほとんどソフトが入っていない。
逆に、あまりにも多くの「おまけソフト」が入っているのも考えも
のだが、ここから一日がかりでソフトの再インストールとデータの移
しかえをすることになった。
まずは、フロッピー(USB接続)を認識させなければならない。
これはメーカーの純正品だと高価なので5千円程度のものを購入。
USBで繋ぐだけで問題なく認識した。続いて、USB接続のCD
―RWをも接続。これはフロッピーからドライバーを読み込ませて完
了。
ここまで終了してから、ワード、エクセル、パワーポイント等のO
FFICEをインストールする。ここまでで1時間半かかった。
その後、日程管理、名簿管理等で私が一番よく使うマイツールをイ
ンストール。また、通信は私個人の会議室を開催しているのと、頻繁
にメールでやりとりをするので急いで接続しなければならない。
だが、これも思いのほかスムースに終了。ここまでで二時間。ソフ
トが完了したので、いよいよ、これまでのデータを移しかえる。
ここで活躍したのが、外付けHDDで、マイドキュメントにフォル
ダー別に整理してあったのが幸いして、これは一発で移動できた。
賢い人は、パソコン同士を繋いでデータの移動をするそうだが、私
はそこまでは詳しくないので、HDD経由が精一杯だ。それでも半日
もかからずに何とか真新しいノートパソコンにすべての環境を整える
ことができたのは嬉しい。
まるで新居に引っ越した気分で快適に使って、いまこの原稿を書い
ている。
このニューパソコンを持って出張するのは、9日からの九州行きが
初体験になる。空港の喫茶でノートを広げて通信をするというのが夢
だったので(以前のノートはバッテリーが1時間ももたなかった)今
度の九州行はことのほか楽しみだ。
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