■ラジオ短波&パート4
2001.0726
■ラジオ短波の収録
今日はラジオ短波で「CF経営」の収録でした。
昨日は長岡の板東さんが収録だったそうです。
朝の早い新幹線で新潟を出発。新橋駅SL前で西先生と待ち合わて、
虎ノ門へ。「ラジオ短波」と大きく書かれた看板がありました。
スタジオに入ると、さすがに緊張します。(^_^;)
前半は西先生のMX会計の話。
それから、いよいよ私が話をするんですが、どうにも初体験なもんですから、
声がうわずっていたようです。それでも、なんとかクリアして終わったと思っ
たら、まだ20分しか経っていないという。MGの最終講義だったら、もうすで
に40分は経過している感覚なのに、スタジオでの20分は異様に長く感じます。
そこで、最近よく話している「パートさんの話」を追加して、この20分を埋め
ようとう作戦に出たら、こんどは時間が少し足りなかったようだ。
何事も思い通りにはいかないもんですね。(^_^;)
いずれにしても、無事収録が終わりました。
9月末頃にはラジオ短波からテープが出るそうです。
それにしても良い経験をさせていただきました。
機会を作っていただいた西先生には感謝、感謝です。
ありがとうございました。m(..)m
■パート4
●シフト制
そのラジオ短波で話した「パートさん」の話で言い忘れたことがありました。
当社では午前、午後の3時間というシフト制で二人のパートさんに来ていた
だいてますが、このシフト制というのが良い緊張感を生んでくれます。
某大手企業の幹部社員に聞いた話ですが、そこの支社には勤続30年、
支社長が新入社員の頃からいる「お局様」と呼ばれる方がいらっしゃるとか。
とにかく細かい、厳しい人で、その幹部社員も出張の際には必ずお土産を買
っては、お届けして機嫌を損なわないようにして、旅費精算書を添えて提出す
るんだそうです。(^_^;)
じつに馬鹿げた話ですが、こういう話は案外あるもんです。
また、某企業の工場長の話でも、勤続10年の正社員が勤続20年のパート
さんに頭があがらなくて、コキ使われてるとか。これもおかしい話です。
いったい、どうしてこのようなことになるのか?
その原因は、「マンネリ化」です。
私がその工場長にアドバイスしたのは、パートさんの時給を倍にしていいか
ら、午後になったら帰ってもらえ、ということでした。半日しか会社に居ないよう
にすればいいんです。それしか本人の勘違いを直すことはできません。
それに比べて当社のパートさんは三時間で緊張感がありますから、何年経
っても真剣、真面目、緊張感がありますね。(^_^;)
こういうものある種の「仕組みづくり」の問題です。
人間が良くなるのも、悪くなるのも、その環境をどう設定するかで決まります。
◆
●お金
さて、もう一つ大事な点は、「お金」に関することです。
いくら信用のおける人であるからといって、365日金庫を預けっぱなしにし
たのでは間違いが起こっても仕方ありません。それは預けた方が悪い。
当社では、朝私の所から金庫を持っていって、帰る時は金庫を持ってきま
す。こういった、セレモニー(儀式的)が案外重要です。
これを怠るとどうなるか?。先のお局様は、まるでお金を自分の所持金のよ
うに錯覚しますので、「お金をください」と言いにいくと、「無駄なお金は使わな
いように!」と叱ります。これでは必要なお金も使いにくくなって組織が萎縮し
てしまうのです。
もちろん不必要なものは使わないほうがいいのですが、企業は最初から「必
要・不必要」が明確な出費というのは、まずほとんどあり得ないというのが通
常です。未来はまさしく不確定。
ここでも、お局様を錯覚させた要因は何かというと、それは「持たせっぱなし」
にした上司が悪いわけです。錯覚を起こさせたわけです。
◆
●タイムカード
さらに当社では、タイムカードはお互いに判子を押し合っています。
最初は私がチェックしていました。しかし出張も多いので、帰るとまとめてチ
ェックしてというのが煩わしくなったのと、正確ではないわけです。
そこで、午前中の人のタイムカードには午後の人が判を押して、午後の人の
分は午前中の人が判を押します。こうすると、お互いにチェックしあいますので、
正確になるし、間違いも起こりません。不正もない。
こういうことが大事なんですね。お互いにチェックしあうと「不正がなくなる」。
これがタイムカードのマシンを置いておくとどうなるか?
前に居た会社で経験しましたが、5時30分の1分前になると、階段の上に
10人くらいが待機してて、30分の鐘が鳴るやいなやダダダーと降りてきて、
一斉にタイムカードをガチャガチャと押して帰る。
こういう実に寂しい状況になったりします。
これが悪い管理型経営で、しかもタイムカードマシンという費用もかかりま
すし、時間内はキッチリ働きましょう、階段の上で待機するのはやめましょう
というような変な教育費までかかってしまいます。
悪いシステムは、ギクシャクしてますが、費用もかかるんです。
良いシステムは、すんなりいきますし、費用はかからない。
こういう具合になってます。
ような「頭を使え」ってことで、そういうのを知識型社会への移行といってる
んだと思います。
その優秀なパートさんが次に挑むのは、なんと「青色申告」なんですね。(^_^;)
私が9月には独立するもんですから、それに備えて、今から青色申告と事業
登録の勉強を開始してくれているんです。
こうなると、もう「パートさん」を越えて秘書なみですね。
でも、そういう「有能な人」が、いま家庭の中にねむっていて、しかも社会との
関わりを持ちたいと願っていて、その機会を待っているとしたらどうでしょう。
私は、これからの起業というのは、主婦から始まると思ってるんです。
民衆の中から、新しい潮流が出てこなければ現実になっていかない。
これは、いつの時代もそうだと思うんですね。
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