■パソコンを買う
■買い替え
これまで使っていた最軽量ノートパソコンを息子に譲ることになり、約二年は使った愛機を手放すことにした。
次に買うノートパソコンの選択肢だが、まず私は移動が多いのでノートパソコンを選ぶときには、2.5キロを超えるものは除外することにしている。
理由は、本体が2.5kgであってもACアダプターが大きく重かったり、その他機器や本などを入れると肩が壊れるのではないかと思うほどの重量になるからだ。
とくにACアダプターの大きさと重量はメーカーも工夫をしたほうがいい。本体は最小軽量なのにACアダプターが異常に大きいというのはデザイン的にみても良くない。
いまでこそノートタイプで重要は軽くなったものの、昔ラップトップ型コンピュータといって膝の上に乗せて使えるコンピュータ(つまり、それくらい軽いという意味か)があったが、それはラップクラッシュ・コンピュータというくらい重かった。その時代からみればよほど軽いのだが。
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その軽くはなったノートタイプだが、縦横高さをみると、たしかにB5やA4サイズではある。しかし中身がぎっしり詰まっているので、2kgを切るノートパソコンに出会うことは稀だ。もし出会ったとしても値札をみるとビックリするくらい高かったりする。
こうして、私がノートパソコンを選ぶ基準は、まず重量であり、次にサイズ(あまり小さいと見えづらいが)、CPU、周辺機器(とくにUSBが何個ついているかは大事である)といった優先順位になっている。
しかしパソコンの選択基準は人それぞれで、ある人は「ソフトがどれだけ充実しているか」で選ぶという。またある人はCPUで選ぶらしい。
一方、私はメモリがどのくらいかというのが案外気になる。これまでも買い替えのたびに自分でメモリを増設してきたので、256MBでは満足できずに、最低でも512MBは標準でほしいところだ。そこにさらに512MB増設をして1ギガの大容量にすれば、パソコンの作業途中にソフトが凍ってしまういわゆるフリーズ現象は避けられる。
またデジカメで撮影をするので、SDメモリの差込口も重要で、これがないと選択肢からはちょっと外れてしまう。
となるとメーカーや機種はだいぶ絞られてきて、家電店のデモマシンの前を行ったり来たりしながら2-3種類に絞り込んでいく。
そうこうしていると店員が来て、「このマシンの特徴は・・・」と説明をするが、こちらは残った選択肢について聞けばいいだけなので、重点的に質問をする。
相手はスペックがどうのこうのと長々と説明をしたいようだが、それは事前に調べているので必要箇所だけ聞くようにしている。
■キータッチは大事
パソコンで案外忘れられているのが”キータッチの感触”で、これが悪いと最悪の選択になってしまう。
しかもキータッチの感触だけはカタログではダメで実際に触ってみないと分からない。
キーがガタガタしていたり、押したという感触がないものや、いかにもコストを下げましたといわんばかりのペラペラのものでは仕事にならない。
タイプライターではオリベッティが良かった。初期のパソコンではIBMも良かった。とくに思い入れの強いダイナブックも良かった。こうしたマシンには技術者の思い入れ、思想が感じられた。
画面回りやデザインに奇抜性はなくても、毎日のように使っていると、なるほどいいマシンだという気持ちになったものだ。
一方、買ってしばらくして「これはダメだ」というマシンにも何度か出会った。そういう場合は短期間であっても手放してしまう。早いときは三ヶ月で手放したというものもあった。
■APERAを買う
今回買ったのはAPERAというマシンで、神奈川県の工人舎という聞きなれない会社が作っているノートパソコンだ。
家電量販店で見てから気になっていたので早速ネットですべてのスペックを調査。さらに再度実際に触って感触も良かったのでその場で即購入をした。
結論からいうと、このマシンはかなりいい出来になっている。サイズも重量もキーボードもいい。デザインも材質も良くて、文句のつけようがないくらいだ。
ただひとつ欠点をあげれば、おしいかなタッチパッドによくあることだが、指を近づけると静電気などで誤動作をすることがある。
この微妙な動き、ズレが解消できればいいし、もしくはIBMのようにキーボードの真ん中に赤い操縦桿、トラックポイントをつけたほうがいいかもしれない。私が大発明だと思っているトラックポイント。
いまAPERAでこの原稿を書いているが、やはりキーの感触がいいだけにペンならぬ指もスイスイと動く。しばらくはこのマシンと付き合うことになりそうだ。
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