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■TOCとMGとCF

16年間勤めた会社を辞めて独立したのが2001年9月。それからもう7年目になります。早いものです。

独立して4ヶ月目の2002年。TOCセミナーに初参加。

 じつはそのセミナーは、当初2001年の12月に開催されるはずでした。それが1ヶ月次繰になったのは、セミナーの集客ができなかったためです。

 50万部も売れたというベストセラーTHE/GOALにもかかわらず、初セミナー参加者はわずか3名。1ヵ月後の開催でも14名という有様でした。東京ミッドシティには何万人も押し寄せるのに、真に革命的なものには誰も集まりません。世の中とはそういうものです。

 このセミナーでは例のダイスゲームの荒っぽい原型を体験して、「これは会計システムが弱いので改良の余地あり」とピーンときたので、戻るなり早速ゲームのルール、戦略MQ会計システムなどを加えました。その後ほぼ1ヶ月で原型は完成。

2ヵ月後にはN県のS社で早くも研修を行いました。その結果、同社の生産リードタイムとGに大きな変化が出ました。その後、商工会議所などで講演をしたら、話を聞いただけでリードタイムが十分の一になったM社が出てきたり、H社も成功企業になりました。

■MGで実験

このようにうまくいく企業が出てくると、もしかしてTOCはMGでも使えるのではと考えたのが2002年の夏頃でした。

早速、誰にも知られないようにこっそりとTOC-MGを試みるも、最初は見事に失敗。

2-3回やってみたところ、うまくいくようになり、コツが分かってきました。なるほど、こうすれば金庫の金が増えるのか。ついでに楽して儲けるということも分かってきました。

これはよくいう「たばこ屋経営」とか「金貸し経営」というのとはちょっと違います。それは表面上のことで、F(固定費削減)がかからないケチケチ経営とは違います。

本当のTOCの骨組み、仕組みを知らない人は、まだその本質は理解できません。

なぜそう言うかというと、次に述べることがあるからです。それは実際に活かすという段階があるからです。

■TOCを自ら活かす

2002年の後半は、こんどは自分の経営にTOCを活用してみることにチャレンジしました。人にいいよと教えて言うばかりではダメで、自分自身でTOCをやってみなければなりません。

ところが2003年から子供たちが続々と大学に行く時期と重なったので、成果はといわれると・・・・。四年間無事生活できたということはTOCをやってのひとつの成果だったと今更ながら思います。その間にかかった費用の総額は大きいものでしたから。

とくに2005年の秋に、大きなインパクトがありました。

それが山形のK社のTOC成功でした。

K社がTOC実践後のわずか二ヶ月以降毎月数百万のGを上乗せできたことは私とって大きな自信となりました。また、この成功はよりシンプルなTOC理論へと私を導いてくれた気がします。

■G(経常利益)と金庫の金が相似形

TOCは、Gと金庫の金が相似形にならないとダメです。

帳面上のGがいくら出ても、金庫の金という実体が伴わないと会社は潰れます。

こういうことは専門家は当たり前だといいますが、その専門家が、Gとキャッシュが同様に増え続けるコンサルティングができるかというとできません。

つまり口先ではいくらでも言えますが、実行力はないというのが評論家、専門家といわれる人たちです。このあたりが先の「MGではケチケチ経営で儲ける方法もあるよ」と豪語するけれど、実際にあなたはそうやって儲けたことはあるのか?という問いかけになるわけです。やはりMGよりも実際が大事です。

「物事がわかる」よりも「やる」ですし、それよりも「できる」が上等です。

そして、「できる」よりも高級なのは「できた」という事実です。

結局、TOCを教えるというのは、そういうことをいいます。実学です。

経済学者、未来学者として有名なガルブレイス教授は十数年前に「実際性の時代」という名著を書きました。その本を読んで痛感したのは、その「実際性」という言葉でした。実際性に欠けるものはダメである。それはTOCも同様だと今更ながらつくづく思います。

■多くの人と共に

今年は自分の経営にTOCを活かす段階から、さらに次の段階へと進むつもりです。それは、より多くの人や企業、組織を助けていかなければならないという段階です。

たぶん、これが私の中期的なテーマになるでしょう。

これまでに関わった人。それは家族も社員も友人、顧客や仕入先も含めた全関係者、ステイクホルダーというらしいですが、それらの人たちと手を携えて進んで行き、そのお手伝いをすることになるでしょう。

恩を返す。恩知らずにならないようにと思う気持ちは50歳を過ぎたからなのかもしれません。

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