■企業革命
THE/GOALが出て、企業の『GOAL』の意味が変わった。
工場のGOALは機械の稼働率向上、生産量の最大化、原価低減ではなく、キャッシュを今から将来に向かって生み続けることであると分かった。
では、企業革命とは何か?
MGでも言われている企業革命とは「頂上、終わり」を指すものではない。もしくは現在大きな利益を出し、社員満足度も高いと言われている企業がそこに到達しているわけでもない。
企業革命や真のGOALは、「日常的な流れ、流動的な行為」の中にある。
より良きところに向かって日々努力を重ねる行為そのものが企業革命の本質である。
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さらに付け加えれば、傍観者ではなく、現在進行形の真っ只中に身をおいて。
過去ではなく未来へと向かって突き進む企業の姿そのものが企業革命の真の姿である。
となると、いま利益が出ないと嘆いて臆することも、また黒字だからといって慢心することも、それらはじつは企業が歩みを止めている「停滞」をあらわしているに過ぎない。だから突き進む姿勢を失うことは、「すべて企業革命ではない」ということである。
また変革の姿勢とは状況がどうであろうと前へ、前へと進むことをいう。
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どこかに幸福という着地点があるわけではない。
日々の困難、苦労といったものの中で奮闘努力しつつ幸福を目指す姿こそが幸福の軌道、レール上を走っているということに他ならない。