■シーガルの眼、ゴキブリの眼
1983年に西先生からPIPSを教わった時のこと。
PIPS教室で名簿入力をして全員の年齢を合計し、平均年齢を計算。
それを作品に仕上げるという課題をいただきました。
作品を壁に貼ったところ、郵便番号の合計?をそのまま残している人と、
綺麗に空白にした班がありました。
その講評で、西先生が「郵便番号の合計はそのままにしておけば良い。
ようは見なければいいのであって、わざわざ空白ドンで消すのは時間の
無駄!」と言われたことがありました。
僕はこの言葉にハッとした一人です。
EL命令で空白ドンを数回やったからです。(^_^;
人間は放っておくと、どんどん視野が下がって戦術的になります。
シーガルの眼は上空1000メートルですし、ゴキブリの眼は地上5mmです。
マイツールは郵便番号や、電話番号の縦計は「親切にも?」空白にして
くれました。
便利ですが、そういった数字が出ても「そのままにしておけ。見なければ
良いのだ」という強烈な言葉を聴く機会はなくなりましたね。