■衝撃! TOCとの出会い 13年間の悩みが一気に解決
※TOC研修受講者のメルマガ/感想より
●6月7日・8日に、西研究所主催の「TOC&MXスーパーシニア」という2日間のセミナーがあった。初日の西順一郎先生の講義の後に、マトリックス会計について講義する機会をいただいた。
(※マトリックス会計のすばらしさは改めてお伝えする。)
2日目は製造業界では広く知られているTOC(Theory Of Constraints 制約条件の理論)のセミナーがあり、「TOC戦略ゲーム」と「MQ会計」を使った講義は受講者をうならせた。
講師は新潟のソフトパワー研究所所長、清水信博氏である。
清水氏のTOCセミナーを受講するのは今回で5回目であるが、最初に参加したのは今からちょうど2年前であった。そのとき、清水氏の講義を聞いて長年の悩みが一挙に解決したのである。
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●その悩みとは・・・
会計事務所勤務当時の主な仕事は、決算申告はもちろんだが「巡回監査」と称して毎月関与先企業に出向き、帳簿監査やコンピューターから出力される帳表を見ながら経営アドバイスを行なうというものだった。
月次試算表をはじめ、決算書の見方、予算の立て方、資金繰りの解説などに加えて、経営分析値を見ながら経営診断のようなものをするのである。
最初は相手も聞いてくれるが、そのうち「結局うちの会社はどうすればいいんだ?」と言われて何も答えられなくなった。
●相手は経営者なんだし、こっちは経営などしたことがないタダの一職員。
所詮経営アドバイスなどできるわけがない。
「売上が前期と比べて減りましたね、経費は増えてますね、在庫過剰ですよ」などは決算書や試算表を見れば分かることであり、それをただ指摘したところで解決策を提案できるわけでもないし・・・
会計だけの知識や経験だけでは経営アドバイスには限界がある。
大体そんな若造の言うことを本気で聴いてくれないのではないか。結局、会計事務所ができるコンサルとは税務がらみの案件だけなのではないか。
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●その後、会計事務所を辞めてからは受注ソフトを開発する仕事に従事し、得意の税務会計を生かして会計システムなどを作っていたが、今から6年前、「総合生産管理システム」開発のプロジェクトを受け持った。
2年がかりで開発するという大掛かりなものであった。
製造業の経験がまったくない私にとって、材料投入から製品出庫までの仕組みについては知らないことばかりであった。製造業の仕組み、考え方を勉強しながらの開発であったが、その中でも特に興味を引かれたのは「原価計算」の部分だった。
会計レベルでの原価計算については知識があったが、そこで初めて製造業の実態を知ることになる。現場では「こんな原価計算を一生懸命時間を掛けてやっているのか」という感じだった。
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●なぜ今ごろになって気が付いたか
経営者になってみて「本当の経営者の立場、気持ち」が分かるようになったことは、今後のコンサルティングを行なう上で非常に役に立つし、これまでの意識とはまったく異なる。
今考えれば、すべて「税務署用の制度会計」で作成された数値をもとに「何とかしよう!」としていたのである。
結局は、会計の数値だけでは経営アドバイスはできないということを思い知らされた。会計を知らないコンサルは会計がらみの指導なんかできないし、会計事務所は「売上を伸ばせ!、固定費削減!」などと簡単に言ってはいけないのである。
今は、あるきっかけからマトリックス会計ソフトを作っているが、2年前のTOCセミナーに参加し、清水信博氏の講義を聴いて、13年間の会計事務所時代の悩みが一気に解決したのである。
ではその全容をお話ししよう・・・
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●「利益とは収益(売上)から費用(経費)を差し引いたものである」という認識は、会計の世界では「常識」である。
ちょっと進んだとしても「利益=限界利益-固定費」である。
そもそも利益という会計上の定義が、経営をより分かりにくくしているのである。
利益を増やすためにはというと
・売上を伸ばす
・経費を減らす
ということが基本となっていて、その先の発想を制限してしまうのである。
●TOCの世界では、設備もそのまま、人員もそのまま、しかし在庫が減って利益が増えてリードタイムが短縮し、同時に資金繰りが良くなる。
こんなうまい話があったとは「まさに驚き、目からウロコ」であった。
長年の「売上増進、固定費削減」から開放された瞬間である。
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●なぜTOCがすごいか。
会計事務所や会計に携わるコンサルタントがこれを徹底的にマスターすれば
企業の業績を上げることができるからだ。
「売上を伸ばせ!経費削減!○○比率は何%以上が望ましい」ではなく、会計の目線を超えた、より奥が深い助言ができるようになるのである。
今の環境そのままで、新たに設備をしなくとも、新たに社員を採用しなくともやり方を変えるだけで、在庫が減り、利益が出るのである。
実際に清水信博氏がコンサルティングしている企業に行って、経営者の生の声を聞く機会があった。
たった2ヶ月で在庫が減って、利益が出たのである。
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●TOCは製造業に限ったことではない。
会計事務所の業務改善やソフトウェア開発にもピッタリ当てはまるし、効果も期待できる。今考えればなんとも皮肉な話であるが・・・
「企業の業績を上げるための経営アドバイス」を行ないたいという会計事務所やコンサルタントの方々は是非一度、清水信博氏の「TOCセミナー」を受講すると良い。
もちろん企業の経営者本人にもお奨めである。
残業は何のためにするのか?残業をするかしないかはどこで判断すればよいのか?など、実際の現場での問題に対する答えが山ほど用意されているのである。
TOCについてはコチラ ↓
http://spken.cocolog-nifty.com/shimizu/cat3021728/index.html
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◆ TOC戦略ゲームのご案内
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TOC戦略ゲームは製造業以外でも十分に応用が可能である。
例えば「会計事務所」などの事務処理系でもまったく考え方が一緒のため、
これを採用すると、業務がスムーズに流れ、決算申告(納期)が早く終わり、
結果的に売上が増え、資金が回転するという仕組みを構築することができる。
この経験をそのまま関与先企業への経営アドバイスとして活用すると、まさに
一石二鳥、言うことなし!である。
【経営相談、コンサルティングなどの問合せ先】
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ソフトパワー研究所 所長 清水信博