■海外からの納期を45分の1に ?!
海外からの納期を45分の1に?!
あるアパレル商品の仕入れ販売をされているショップさんで
驚くべき成果が出ました。
日本のメーカーを通して中国の工場で作っているものを
輸入販売されている、創業からまだ数年のショップさん。
若い会社で資金が潤沢にあるわけではないので、
メイン商品も必要な分を中国に発注して製造販売。
工場からは「納期は90日」と言われ「遅いけど仕方ないか。。。」
と渋々承知しながら仕入れ販売していました。
しかしTOCゲーム講座を受講して「預かり在庫」の事例を知ります。
メーカーさんに小売店さんが先に支払いをして、その在庫を
メーカーさんの倉庫に置いてもらって必要な分だけ都度配送。
売れ筋商品をしっかり確保しながら倉庫スペースを
余分に持たない方法です。
さらにすぐ書籍「ザ・クリスタルボール」を読んで、
メーカーさんの材料まで先に買って確保してあげる方法も知ります。
「メーカーに提案・交渉するというのはこういうことだ」と
即理解した店長さんは、資金を先に出す勇気を持って
仕入先と交渉を始めます。
「売れ筋商品の材料を先に買ってもいいから
一刻も早く商品を納入できる体制を取って欲しい」
仕入先は店長さんの売る覚悟と今後の市場性を感じたのでしょう。
交渉の結果、仕入先メーカーの回答は予想を上回るものでした。
「わかりました、その商品は今後定番化するのですね。
では弊社が日本で在庫を持つようにします。
貴店がお金を出す必要はありません。」
日本で在庫が常にある状態になると、メーカーからの納期は2日。
何と90日から2日への短縮、納期45分の1です。
在庫切れしないために最低90日分在庫しないといけない状況から
保有する在庫の必要数も45分の1になって
納期が激変した上にキャッシュが凄く助かります。
さらにお客様に売り逃す機会損失が大幅に減って
売上PQ・利益MQも大幅に増加するのは間違いありません。
店長さん曰く「メーカーさんにこんなことを言ってもいいと分かった」
つまり、成功事例と理論を知ることによって自分で作った思い込み
「そんなことは交渉できるわけがない」という方針制約が
解かれたことが大きかったということですね。
今後の成長が楽しみです。
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